子どもたちの意見も募集します 浜松市が市内各地に「ご意見箱」

青田秀樹
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 【静岡】浜松市は8日、子どもたちの意見を直接聴きとる「こども版」の「市長へのご意見箱」制度を4月下旬に始めると発表した。市のホームページからの入力のほか、手紙の形でも届けられるよう、各地の「協働センター」など市内約70カ所に切手不要の封筒と専用の用紙を置くという。

 市は、年齢を問わない「ご意見箱」の仕組みを1999年から続けており、最近5年では年1千~1500件程度の声が寄せられている。「こども版」は高校生までを想定し、「市長に伝えたいこと」を自由に書いてもらう。

 低学年の児童にも分かりやすいよう漢字にはふりがなをふり、市からの返事が「ほしい」に印を入れれば、担当部署から返信が届く。

 中野祐介市長は子ども、子育て政策を重点的な取り組み事項としており、この日の記者会見で、「意見に目を通し、(必要に応じて)指示を出す。我々には思いつかない意見やアイデアが出ることがあるかもしれない」と期待を寄せた。

 また市は、こども家庭庁が掲げる「こどもまんなか宣言」に賛同する「こどもまんなか応援サポーター」を宣言するとも発表した。市によると、県内の自治体では初めてだとみられるという。(青田秀樹)

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