賃上げ額と率は10年以降最高 今年の春闘、連合香川が集計

増田洋一
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 今年の春闘で香川県内の労働組合が平均1万1540円(4・95%)の賃上げ(定期昇給を含む)を獲得し、2010年以降で賃上げ額、賃上げ率とも最高になったことが、連合香川の10日時点の集計でわかった。

 今春闘で妥結した62労組の状況を集計した。比較可能な10年以降、県内の賃上げ率は1%台半ば~2%台前半で推移していたが、23年は3・60%に上昇していた。

 今春闘では、有期や短時間、契約といった非正規労働者の平均賃上げ額は、時給で58・97円、月給で6867円で、月給制の引き上げ率は6・00%となった。

 連合香川は「中小・地場労組では企業の規模や地域によって格差が拡大している。粘り強い交渉を続ける」とコメントしている。(増田洋一)

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