まちなか再生期待、複合施設「徳山デッキ」グランドオープン

三沢敦
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 山口県周南市のJR徳山駅前の再開発地区に整備された商業棟やホテルなどの複合施設「徳山デッキ」が18日、グランドオープンした。2018年に開館した市立徳山駅前図書館に続く「まちなか再生」の切り札として地元の期待を集めている。

 「徳山デッキ」は民間主導による再開発事業で整備され、総事業費は約122億円。このうち約34億円を国と市の補助金でまかなった。

 駅東側にある1.2ヘクタールの商店街跡地に、商業棟、ホテル、18階建てマンション、駐車場棟、オフィスビルの5棟を建設。22年9月のオフィスビルの開業を皮切りに、今年1月のマンションの入居開始、2月のホテルオープンなどと続き、18日に商業棟の中核店舗となる食品スーパーが営業を始め、全面オープンした。

 17日に商業棟で記念式典があり、地権者らでつくる再開発組合の関係者ら約40人が出席。藤井律子市長はあいさつで「ここで生まれたにぎわいが中心市街地全体に広がることを期待します」と話した。

 20、21日は餅まきや高校生らのダンスや演奏などの記念イベントがある。(三沢敦)

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