「百花図」が縁結び 香川県立ミュージアムとことでんコラボチケット

山田健悟
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 香川県立ミュージアムと高松琴平電気鉄道(ことでん)が、観覧券と乗車券をセットにしたコラボチケットを20日、発売する。この日に始まる特別展に合わせたもので、ミュージアムのほか、ことでん琴平線の高松築港駅や琴電琴平駅などで計1千枚を販売する。

 セットになっているのは、5月26日まで開かれる特別展「美が結ぶ皇室と香川」の観覧券と、ことでん琴平線の高松築港―琴電琴平駅間の片道乗車券。通常2130円のところ、1700円で購入できる。

 コラボのきっかけは、金刀比羅宮(ことひらぐう)(香川県琴平町)が所蔵する県指定有形文化財で、江戸時代の絵師・伊藤若冲(じゃくちゅう)による「百花図」を、今回の特別展で展示することになったことだ。特別展だけではなく、金刀比羅宮にも足を運んでもらおうと、ミュージアムと金刀比羅宮を結ぶことでん琴平線の乗車券をセットにした。

 コラボチケットは限定デザイン。半券部分は使用時に回収されるが、残りの部分は記念に保管しておくこともできる。

 ただ、チケットには「百花図」はあしらわれていない。ミュージアムの担当者は「現物はぜひ特別展で見ていただければ」と話した。(山田健悟)

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