友好都市20年「交流より盛んに」 韓国・平沢市議団が松山市を訪問

神谷毅
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 【愛媛】松山市友好都市提携を結んでいる韓国・平沢(ピョンテク)市の議員団14人が22日、野志克仁市長を訪問した。今年は友好都市となって20年の節目。野志市長は10月にも平沢市を訪問する予定だという。

 訪問団の滞在は3日間で、松山城道後温泉などを訪れ、松山市議会と懇談会を開いた。野志市長は、松山空港と韓国・仁川空港を結ぶ直行便が昨年再開して毎日運航となり、釜山線も新たに就航したことに触れ、「多くの市民が往来し、平沢市との交流がよりいっそう盛んになることを願っている」と語った。

 平沢市議団の金珊洙(キムサンス)団長(40)は「松山市の豊かな歴史と文化に感銘を受けた。直面する共通の課題の解決策を議論する有意義な機会となった」と応じた。

 また、野志市長は「私の妻は韓国ドラマが大好きで、私と会話するより韓国ドラマを見ている時間の方が長い気がする」というエピソードを披露し、平沢市の議員団の笑いを誘っていた。

 平沢市はソウル近郊の都市で、人口は63万人を超える。世界的半導体メーカーのサムスン電子の半導体工場があるほか、在韓米軍司令部も置かれている。(神谷毅)

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