ウクライナ・ドニプロ市長と大阪市長が復興支援で確認書を締結

原田達矢
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 ロシアのウクライナ侵攻が続く中、ウクライナ中部にあるドニプロ市のボリス・フィラトフ市長が22日、大阪市の横山英幸市長を訪問し、復興支援に関する確認書を結んだ。

 両市は2022年に市民交流や経済協力などに関する「友好協力関係構築に関する覚書」を締結。大阪市から救急車など車両6台を提供したほか、ドニプロ市の創建記念日に際し、メッセージを送るなどしている。

 この日の署名式の後、両市長は初めて意見交換。フィラトフ市長は最近も市内の民間施設が攻撃されたと説明し、「精神的な支援が必要だ。各国からの支援が続いているというメッセージを全世界に見せたい」と述べた。横山市長は「(両市の)友情関係を強く発信したい」と応えた。

 またフィラトフ市長は、両市にある大学間の将来的な交流を提案。横山市長は「若い人が未来に希望をもてるようなつながりになるように考えたい」と述べた。(原田達矢)

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