JR米坂線復旧へまつり実行委設立、山形・置賜と新潟の沿線

大谷秀幸
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 一部区間で運休が続くJR米坂線(米沢市新潟県村上市)を復活させようと、8月に「米坂線復活絆まつり」が開かれることになった。

 23日、まつりの実行委員会設立総会が米沢市で行われ、委員長に仁科洋一・小国町長を選んだ。

 実行委は置賜地域の8自治体と新潟県の沿線3自治体、観光・商工・農業団体などが参加。米坂線の復旧に向けた機運を醸成するのがまつりの狙い。米沢―坂町(新潟県)間が全線開通した8月31日を軸に、小国町でまつりを開く予定という。

 この日、設立総会の後にはイベントも開かれ、置賜農業高校(川西町)の生徒がメッセージを読み上げた。米坂線が不通になって通学に苦労した当時高校生だった先輩の言葉だ。「後輩たちに同じ苦労を味わってほしくない」と、早期復旧を訴えた。

 実行委員長の仁科・小国町長は「重要な交通ネットワーク。復旧の動きを前進させるために、地域一丸となって活動したい」。吉村美栄子知事も「米坂線をみんなで復旧させたいという思いが強い。沿線自治体の連携を深めたい」と話した。(大谷秀幸)

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