焼き鳥屋の看板、クジラ型観光船… 山口・長門の思い出「がちゃ」に

青瀬健
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 地域の名物や懐かしい施設などをあしらったキーホルダーの山口県長門市バージョン「ながとがちゃ」が登場した。県内では宇部、美祢、山口に続いて4市目だ。市内のスーパー「アルク長門店」で、1個300円で販売している。

 これまで、3市の「がちゃ」を手がけてきた宇部市の日用品・雑貨輸入卸業SISが、長門市に作成を持ち掛けた。これを受けて市観光コンベンション協会や市内の事業者など、興味を持った人たちで製作委員会を結成。モチーフの候補を出し合った。

 50~60ほど出た案の中から絞ってできた第1弾が、モチーフを明かさない「シークレット」一つを含む9種類だ。たとえば……。

 「こうもり」=創業77年を迎える老舗の焼き鳥屋の看板。旧店は2月に営業を終え、3月に新店舗がオープンして新たな歴史を歩み始めた。

 「大津緑洋高校ラグビー部ユニフォーム」=大津高校時代から数えると全国大会(花園)に32回出場した強豪校。市観光コンベンション協会職員の村尾悦郎さん(38)によると、市内にはラグビー部出身者が多く「青春の思い出であり、長門の象徴的なもの」という。

 「青海島観光汽船シータス」=1996年に就航。クジラをかたどったデザインで、航海終了後に船体の上にある装置から水を噴き出す「潮吹き」パフォーマンスが人気だ。

 11日に発売されると、「楽しみにしていた。もう買った」といった声が村尾さんの耳に届いたという。第2弾のリクエストはX(旧ツイッター)で募る。問い合わせは市観光コンベンション協会(0837・27・0074)。(青瀬健)

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