智頭急行が制服一新 開業30周年に合わせジェンダーレスで出発進行
奥平真也
【鳥取】今年12月に開業30周年を迎える智頭急行は23日、社員の制服を一新すると発表した。これまで乗務員・駅係員の制服は、男性はシングル、女性はダブルの背広だったが、同じシングルのデザインに統一する。ただ、制帽は異なったデザインとした。6月中旬から導入予定という。
乗務員・駅係員の制服の色は、これまでのグレーから濃い紺色となる。デザインを男女共通としたことについて、西尾浩一社長は「中学や高校の制服でも論じられている通り、時代の変化、世の中の流れを取り入れた」と説明する。
車両整備をする車両課、線路や電気設備を担当する施設課の制服も一新。動きやすいストレッチ素材で、スポーティーなデザインにした。
制服のリニューアルは乗務員・駅係員は2003年10月以来約21年ぶり、技術系社員は1994年の開業以来初めてという。西尾社長は「30周年の節目に、引き続き地域の足として走り続ける、その思いを新たにすることを社員と共有したい」と話す。(奥平真也)