JR四国、学生賃貸マンション建設へ 文理大高松駅キャンパス近く

福家司
[PR]

 JR四国は、高松市浜ノ町に学生向けの食事付き賃貸マンションを建設すると発表した。2025年4月に開学を予定する徳島文理大高松駅キャンパスの学生の需要を見込んだ事業。同社が学生マンションを手がけるのは初めて。

 賃貸マンションは「J.リヴェール高松浜ノ町学生会館」。同キャンパスから徒歩4分の同社所有地に、鉄筋コンクリート5階建て延べ2785平方メートルの建物を建設する。

 1Kタイプ72戸、ワンルームタイプ8戸の計80戸で、各戸の面積は22平方メートル程度。各部屋にはキッチン、トイレ、バスルームを備える。ダイニング(食堂)では朝食、夕食を提供する。

 年内に学生の募集を始め、来年2月末の完成と同時に入居を開始する。家賃などは今後発表する。

 同社は学生マンション管理会社に建物全体を賃貸し、入居する学生数に関係なく賃貸料を受け取る。JR四国は「J.リヴェール」シリーズの通常の賃貸マンションを高松、高知市に各1棟建設済みで、いずれも管理会社に賃貸している。

 西牧世博社長は23日の記者会見で「これからも不動産事業を通じて地域の発展、沿線の価値向上に取り組む。ただ、地方都市は開発の利益が少ないので、見極めが必要だと思う」と話した。(福家司)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません