長野地方気象台は２日、長野県内の4月の平均気温が29地点の全てで平年（1991～2020年の平均値）より3度以上高かったと発表した。うち21地点では4月として観測史上1位を記録。例年にない暖かさだった。

　気象庁が10年以上観測している全29地点で月平均気温が平年より3.0～4.2度高かった。長野で14.5度（平年比プラス3.9度）、上田で14.1度（同プラス3.5度）、松本で14.0度（同プラス3.2度）、伊那で14.5度（同プラス4.2度）を記録。4月28、29日には上田や長野市信州新町で最高気温が30度を超える「真夏日」になった。

　気象台によると、4月は上旬に大雨があったが、中下旬に気温が上昇。低気圧や前線に向かって暖かい空気が流れ込み、最低気温も高めの日が続いた。（菅沼遼）