母と自分の夢を叶えるため、元キャバ嬢がプロレスラーデビュー!

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 29日、アイスリボン後楽園ホール大会『Oktober Iceribbon Fest2017』にて、元キャバ嬢のジュリアがデビュー戦を行った。

 ジュリア(23)はイタリアと日本のハーフとして生まれ、イタリアンレストラン店長を経てヘアメイク専門学校に通う学費を稼ぐためにキャバクラに勤務。同伴でアイスリボンを観戦したところ女子プロレスに夢中になり、複数回の観戦の後アイスリボンプロレスサークルに参加。専門学校卒業を機にプロデビューを目指し、キャバ嬢を辞めて練習生となった。
 この日のデビューより、練習生時代のリングネームであるグロリアからジュリアに改名。ジュリアの母もかつてはプロレスラーになりたいという夢を持っていたことが語られ、自分と母の夢をかなえるため、母がつけたかったという名前をリングネームにしたという。

 デビュー戦のパートナーには井上貴子がつき、トトロさつき&直DATEと対戦。
 試合が始まるとジュリアと直ががっちりと組み合い、直がボディスラムで叩きつけフォールも2。貴子がビッグブーツでアシストし、ジュリアがデビュー戦とは思えない軽快な動きを見せダイビングクロスボディアタック。しかし直とトトロがタッグチームらしい連携で攻め、ファンタスティックフリップからフォーリング・トトロで3カウントを奪った。

 デビュー戦を終えたジュリアは「びっくりするくらい一瞬で、でもしっかりぶつかっていけたので良かったなって思います。私はプロレスを見てて、なんでプロレスが好きになったかって、プロレスに元気をもらって、嫌なことも悲しいこととかもプロレス見て全部忘れてまた明日頑張ろうって気持ちになれて、そういう風なものに憧れてプロレスをやりたいと思ってこの世界に入ったので、私も皆に憧れられるような存在になりたいです。元気を与えたりとか、感動を与えたりとか。あと、プロレスでちゃんと稼いで食べていけるようになりたいです!世界に行きたいです。アメリカ行ったりとか、メキシコ行ったりとか」とコメント。
 パートナーを務めた貴子も「私もデビュー戦のときはあっという間に終わって、あとでビデオになってから見て『あっ、こんなことしたんだ』って感じだった。この子はすごい大事に育ててもらいたいなという気持ちがあります。身体はまたこれから出来ていきますし、見た目・スタイル・顔がいいので、これはもって生まれたものだからそれを活かしてあげたいなと。今の気持ちや気合を大切にして、細かいことも出来るプロレスラーになってもらいたいです」とエールを送った。

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