船木誠勝が元PANCRASE王者にハイブリッド・ブラスターで完勝!「久しぶりに異種格闘技戦の記憶を思い出した」

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 19日、東京都・後楽園ホールにてリアルジャパンプロレス『“新間寿WWE殿堂入り記念大会”初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.3』が行われ、船木誠勝が関根“シュレック”秀樹とのタッグでロッキー川村&タカ・クノウ組から快勝を収めた。

 初代タイガーマスクこと佐山サトルの団体であるリアルジャパンプロレスでは毎回格闘技色の強いカードが組まれるが、この試合では格闘プロレスの先駆者でありPANCRASE創設者の1人である船木、全日本ブラジリアン柔術選手権など数々の大会で優勝を果たした関根、グラップリング世界選手権やコンバットレスリング世界選手権で金メダルを獲得する猛者であるタカ、そして元PANCRASEミドル級およびライトヘビー級王者であるロッキーと名だたるメンバーが集った。

 試合序盤は、関根とタカが濃厚なグラウンド戦を展開し世界レベルの攻防を見せつけると、巌流島で対戦経験がある関根とロッキーの対面へ。ロッキーはボディへ左右のパンチを容赦なく打ち込んでいくが、関根はガードを開いてすべてを正面から受け止めバックドロップで叩きつける怪物的パワーを見せる。
 そしてPANCRASE創設者である船木と元PANCRASE王者であるロッキーの対面となると、ロッキーがパンチ、船木がその腕を取っての腕十字とそれぞれの持ち味を生かした攻防からパンチと掌底の打ち合いとなるが、これを制した船木が浴びせ蹴りからのPK、最後はハイブリッド・ブラスターと畳み掛けてロッキーを沈めた。

 ロッキーとは初対面だという船木は「自分がPANCRASEにいた時に彼はいなかったんですけど、直接の後輩ではないので、自分からすると1人の選手として見ています」と評していたが、試合後には「久しぶりに異種格闘技戦してる記憶を思い出しました。彼は総合の下地も有りますから、むしろグローブがあったほうが俺としては良かったですね。ボクサー対策って感じで、久しぶりに懐へタックルで入りましたね。久しぶりにハッと思いましたね。『この感覚だ!』って。身についてるよ、やっぱ。“ボクサーと対面したらタックルで入る”って。その感覚がまだあるんだって気づかせてくれたのは感謝ですね」と笑顔。
 子供の頃から船木に憧れ、青年期にはUWFインターナショナルの入門テストを受けようとしていたという関根も「ロッキー選手へのタックルを見たときに、僕の少年のときの心が蘇ってきて、『おぉっ!船木選手のタックルだ!』っつって(笑)僕はプロレスファンだったんですけど、ただのファンだった僕がリング上で相まみえるっていうのが、これは、これはホントに夢なんじゃないかって」と大興奮。
 船木、関根の両名ともに今後のタッグ継続に向け前向きな姿勢を見せており、またこの2人のタッグが結成されることに期待したい。

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