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SIMフリーAndroidスマホに大波乱、Xiaomi急上昇でシェア争いが熾烈に

 全国の主要家電量販店やECショップからPOSデータを集計する「BCNランキング」によると、2021年9月のSIMフリーAndroidスマートフォン(スマホ)の販売台数は、前年同月比79.0%にとどまった。iPhoneの発売によって販売が抑制されたことに加え、昨年のコロナ特需による反動もまだ残っているようだ。


 メーカーシェアでは年初から右肩上がりに成長曲線を描いているXiaomiの勢いが止まらない。8月はやや勢いを下げたものの、9月は35%を超えるシェアを獲得。競合であるOPPOとシャープを再び追い抜いた。サムスンも好調でシャープを上回り、3位に浮上している。
 

 シリーズ別の販売台数シェアでは、Xiaomiの「Redmi Note 10 Pro」が26.1%と高シェアでトップを獲得。Amazonで実施されたタイムセールなどの影響で販売を大きく伸ばしたようだ。2位はサムスンの「Galaxy A21」、3位にOPPOの「Reno5 A」がランクイン。売れ筋モデルが固定化されず、各社が新製品やキャンペーンで激しく競い合っている。(BCN・大蔵 大輔)

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計しているPOSデータベースで、日本の店頭市場の約4割(パソコンの場合)をカバーしています。