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5G巡り華為が優位占めるとの懸念は行き過ぎと示唆-シスコCEO

  • 今後もインフラ構築で中国勢は複数で構成されるグループの一角に
  • 5G設備の提供が「1つのメーカーだけになることはないだろう」

米シスコシステムズのチャック・ロビンス最高経営責任者(CEO)は3日、第5世代(5G)移動通信ネットワーク構築に向けた競争で中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)が優位を占めるようになると各国政府は懸念すべきはないとの考えを示唆した。

  ロビンスCEOはCNNとのインタビューで「現時点で構築されている世界インフラは欧州や中国、米国などの通信機器メーカーで構成されている。伝わってくるあらゆる情報にもかかわらず、私は今後もそういう展開になると考えている」と語った。

  また欧米諸国の通信機器メーカーは次世代モバイル機器の異なる分野に特化しているが、華為は広範な無線技術と通信網の中核設備の両方で競争に参加しているとロビンス氏は指摘。ただ5G設備を提供するのが「1つのメーカーだけになることはないだろう」と述べた。

Key Speakers At The Wall Street Journal D.Live Conference

チャック・ロビンスCEO

撮影:Patrick T. Fallon / Bloomberg

原題:Cisco CEO Suggests Fear of Huawei 5G Dominance Is Overblown (1)(抜粋)

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