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トランプ米大統領、OPEC本部の当局者とは接触せず-関係者

  • OPECに電話をかけて原油価格の引き下げを促した-大統領
  • 大統領は個々のOPECメンバーに連絡をした可能性

トランプ米大統領は石油輸出国機構(OPEC)本部の誰とも原油生産の協議について話してはない
と、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  トランプ大統領は26日、ホワイトハウスで記者団に対し、OPECに原油価格の下落を個人的に促したと指摘。「ガソリン価格が下がっている。私はOPECに電話をかけて、価格を引き下げる必要があると伝えた」と述べた。

  しかし関係者が匿名を条件に語ったところでは、大統領はウィーンのOPEC本部のいずれの当局者とも話をしていない。OPEC本部には常駐スタッフがおり、大半の閣僚級会合も本部で開く。

  トランプ大統領は個々のOPECメンバーに接触した可能性がある。大統領はツイッターに「サウジアラビアをはじめとする各国と原油増産について話し合った。全員が同意した」と投稿していた。

  大統領がOPEC本部の当局者と話し合っていなかったことはダウ・ジョーンズ(DJ)通信が先に報じていた。

原題:Trump Hasn’t Spoken to Anyone at OPEC Headquarters in Vienna(抜粋)

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