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ローゼンスタイン米司法副長官、5月11日に退任-大統領に辞表提出

  • 連邦検事を長く務め、共和、民主両党の大統領に仕えた
  • モラー特別検察官を任命した後、両党から批判を浴びた

ローゼンスタイン米司法副長官は29日、トランプ大統領に辞表を提出し、5月11日付で退任する意向を表明した。在任中はモラー特別検察官を任命し、民主党から称賛を受ける一方、同党と共和党の一部の怒りを買った。

  ローゼンスタイン氏(54)は辞表の中で、「司法省は米政権の法執行の優先課題の達成を急速に前進させた。信頼できる証拠は党派的なものではなく、真実は世論調査では決まらないという理由から、われわれは恐れもえこひいきもなく法を執行する」と述べた。

  連邦検事を長く務め、共和、民主両党の大統領に仕えたローゼンスタイン氏は2017年5月にロシアによる16年米大統領選介入疑惑、およびトランプ陣営とロシアとの共謀疑惑の捜査を行う特別検察官にモラー氏を任命。トランプ大統領や共和党の同調者らの攻撃に絶えずさらされたにもかかわらず、モラー氏を守り、捜査を遂行させたとして民主党からは称賛された。

  一方、ローゼンスタイン氏がトランプ大統領の発言の録音を提案したと昨年9月に報じられた後、同氏は一部の下院共和党議員から解任を求められた。ローゼンスタイン氏はこの報道は正確でないと述べた。

  また、モラー氏が先月、捜査の最終報告書を司法省に提出した後、司法妨害でトランプ氏を訴追するのに十分な証拠をモラー氏が見つけられなかったと述べたバー司法長官に同調したとして、民主党はローゼンスタイン氏を批判した。

原題:Rosenstein Leaving May 11 After Tumultuous Job Managing Mueller(抜粋)

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