米中古住宅販売成約指数:3月は3.8%上昇、今年2度目のプラス
Reade Pickert
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全米不動産業者協会(NAR)が30日発表した3月の中古住宅販売成約指数は、市場の予想以上に持ち直した。過去3カ月で2度目の上昇となり、住宅市場の安定化が新たに示唆された。
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- 今回の統計は持続的な賃金の伸びや住宅ローン金利の低下、手頃な物件の増加を背景に、購入意欲が高まっていることを示唆。昨年に落ち込んだ住宅市場が安定する一助となっている
- NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏:
- 「消費者からは住宅購入に関して前向きなセンチメントが見受けられる。住宅ローンの申請は着実に増えており、住宅ローン金利は極めて好ましい状況だ」
- 市場全体はなお平均を下回るが、買い控えで積み上がった需要が向こう数四半期および数年の伸びを後押しするだろう
詳細
- 全米4地域中、3地域で販売成約指数は上昇。西部では8.7%上昇と、2010年以来の大幅な伸び
- 北東部では1.7%低下し、2カ月連続のマイナス
- 統計の詳細は表をご覧ください
原題:U.S. March Pending Home Sales Jump 3.8% in Second Gain This Year(抜粋)
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