米消費者マインド指数:6月は低下、8カ月ぶり高水準を離れる
Ryan Haar
更新日時
6月の米ミシガン大学消費者マインド指数(確定値)は、8カ月ぶりの高水準だった前月から低下した。世界的な成長減速や貿易を巡る懸念を背景に、景気見通しに関する楽観が後退した。長期のインフレ期待も低下した。
キーポイント |
---|
|
インサイト
- 6月の期待指数は速報値の88.6からは上方修正。トランプ米大統領は対メキシコ関税の発動を無期限に見送った。米政権の通商政策や企業活動への影響は引き続きテーマ
- 消費者マインド指数は依然高い水準にあり、2004年以来の高水準である昨年のピーク101.4からそれほど下がっていない。6月の指数低下は高所得者層が要因で、保有株式に貿易戦争が及ぼす影響を巡る懸念を反映している可能性
- 5-10年先のインフレ期待値は2.3%(速報値2.2%)と、前月の2.6%から低下
ミシガン大学の見解
同大の消費者調査ディレクター、 リチャード・カーティン氏:
- 「6月の低下の大部分は国内経済見通しに集中していた。失業率は1年後には下がるのではなく上がることが予想されている」
詳細
- 1年先のインフレ期待は2.7%(速報値2.6%)で、前月の2.9%から低下
- 統計の詳細は表をご覧下さい
原題:U.S. Consumer Sentiment Eased in June From Eight-Month High (1)(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します.)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE