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Photographer: Scott Olson/Getty Images North America
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WeWork共同創業者の資産が大きく目減り、IPO前に不安拡大

シェアオフィス事業を展開する米ウィーワークの親会社、ウィー・カンパニーの新規株式公開(IPO)準備が難航する中、共同創業者であるアダム・ニューマン最高経営責任者(CEO)の保有資産が大きく目減りしている。

  創業から10年余りがたったウィーワークを巡っては、上場を果たせば評価額が短期間で650億ドル(約7兆円)に達する可能性があると金融関係者の一部が指摘していた。そうなればニューマン氏(40)の株式保有分22%が少なくとも名目上で140億ドル相当となり、同氏は世界富豪番付の150位以内に入るはずだった。

Adam Neumann

アダム・ニューマン氏

  だが、それは実現しそうにない。手元資金が減り、社債価格が急落する中で、同社が次にどこから資金を集めるのかとの疑問が債権者の間で浮上している。事情を知る複数の関係者によれば、ウィーワークのバリュエーション予想は今や最も低いもので150億ドル。これに基づけばニューマン氏の保有株の価値は約30億ドルで、世界の富豪上位500人をカバーするブルームバーグ・ビリオネア指数にはランクインできない。

  ウィーワークの広報担当者はコメントを控えた。

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原題:WeWork Founder’s Fortune Plunges as Angst Spreads Ahead of IPO(抜粋)

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