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ウーバー、ロンドン交通当局が営業免許を再び取り消し-安全面で懸念

配車サービス会社の米ウーバー・テクノロジーズはロンドンでの営業許可を再び失った。過去2年余りでこれが2度目。ロンドン交通局(TfL)はウーバーが安全面の懸念に対応していないことを理由に挙げた。

  TfLは25日の発表文で、ウーバーのアプリでは未承認の数千人が認可済み運転手のアカウントに自分の写真を貼り付け、ウーバーの運転手になりすますことが可能になっていると指摘した。ウーバーには21日間の不服申し立て期間が認められ、裁判所の判断が下るまでは営業を継続できる。

ウーバーはTfLの決定に不服を申し立てる意向。ブルームバーグ・ニュースのネイト・ランクソン記者がリポート

Source: Bloomberg)

  TfLによると、他人である運転手になりすましてサービスが提供された例は少なくとも1万4000件に上り、過去に認可を取り消された者も一部いたという。解雇や停職処分が下った運転手でもウーバーのアカウントを作り直し、乗客を乗せることが可能だったという。

  ウーバーは2017年9月にも営業免許を取り消されたが、翌年6月の判断で事業継続が認められ、判断までの期間中も事業を継続できた。ウーバーが今回さらに不服を申し立てる場合、最終的には最高裁までもつれ込み決着まで数年間かかる可能性もある。

原題:Uber Loses London License Over Concerns for Rider Safety (2), Is It the End of the Road for Uber in London?: QuickTake(抜粋) 

  

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