イランが米の協力受け入れも、ボーイング機墜落事故調査-関係者
Alan Levin
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事故調査は発生国が行うが、航空機と主要部品の製造国も参加できる
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NTSBなどはイラン当局への関与が米国の制裁に違反しないか検討
イランの首都テヘランの空港から離陸直後に起きた米ボーイング「737ー800」型旅客機の墜落事故の調査を巡り、イラン政府が国連の専門機関の一つである国際民間航空機関(ICAO)に対し、米国の協力を受け入れる可能性を示唆したと事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
この件で話す権限がないとして関係者が匿名を条件に語ったところでは、イラン政府は墜落事故について、発生から数時間以内にICAOに報告した。ICAOの下では、民間航空機の墜落事故調査は発生国が行うが、航空機と主要部品が製造された国も参加できる。
米運輸安全委員会(NTSB)は、第13付属書として知られるICAOのプロセスに基づき、世界中で多数の事故調査に日常的に参加。NTSBを含む米機関は、イラン当局への関与が米国の制裁に違反しないかどうか検討し、派遣する職員の安全も懸念しているという。
原題:Iran May Seek U.S. Help in Jet-Crash Probe Through UN Treaty(抜粋)
(ICAOのプロセスに関する情報を追加して更新します)
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