ユーロ圏経済、10-12月は再びマイナス成長の恐れ-ECB副総裁
Alessandra Migliaccio、Carolynn Look-
ユーロ圏の4Q、ECBの従来予測には届かない-デギンドス氏
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新型コロナ感染再拡大でロックダウン再導入、経済冷え込む
ユーロ圏では新型コロナウイルスの感染拡大に対処するロックダウン(都市封鎖)再導入で、域内経済が10-12月(第4四半期)に縮小する恐れがあると、欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁が述べた。
デギンドス副総裁は20日、「個人的な見解では、第4四半期はECBの予測には届かない」とオンライン形式で開催されたイベントで発言。「成長率はゼロ付近か、マイナスにすらなるだろう」と述べた。
ユーロ圏の域内総生産(GDP)は7-9月(第3四半期)に前期比12.6%増加。ECBは9月に第4四半期の成長率予測を3.1%としたが、それ以降に導入された行動制限措置で旅行が落ち込み、レストランや一部店舗は閉鎖を余儀なくされ、経済活動が冷え込んだ。
ドイツ連邦銀行(中央銀行)は第4四半期に同国経済が縮小する恐れがあると既に警告。フランスも縮小の見通しだと、国立統計経済研究所(INSEE)が発表した。大半の民間エコノミストはユーロ圏経済の活動低下を見込んでいる。
原題:
ECB’s Guindos Says Euro-Area Economy Set for Another Contraction(抜粋)
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