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バイデン氏、就任初日にパイプライン建設認可取り消しも-報道

  • 政権移行チームの資料にパイプライン認可取り消しの文言とCBC
  • 「キーストーンXL」はカナダ油田と米メキシコ湾岸の製油所を結ぶ

バイデン次期米大統領は就任初日の20日に大統領令を発布し、カナダ・アルバータ州の油田と米メキシコ湾岸の製油所を結ぶ「キーストーンXL」パイプラインの建設認可を取り消す公約を実行する可能性がある。匿名の複数の関係者を引用し、カナダ放送協会(CBC)が伝えた。

  CBCによると、この週末にバイデン氏の政権移行チームが回覧した大統領就任式向けの説明資料に「キーストーンXLパイプライン認可の取り消し」という文言があったという。

  カナダ・アルバータ州のケニー州首相はツイートと声明で、バイデン氏が大統領に当選すればこのような事態が起きると広く予想されていたとしながらも、CBCの報道に「深い懸念」を表明。「そうなれば米国とカナダ双方の雇用が失われ、極めて重要な両国関係が悪化するほか、米国の国家安全保障も損なわれるだろう」と指摘した。

  バイデン陣営の政策アドバイザー、ステフ・フェルドマン氏は昨年5月の段階で、バイデン氏がオバマ前政権時代に同パイプライン計画に強く反対しており、バイデン氏は今度は「大統領として再びホワイトハウス・ルーズベルトルームに堂々と立ち、パイプライン認可を取り消すことで計画を永久に葬るだろう」と説明していた。

原題:
Biden May Cancel Keystone Pipeline Permit on First Day: CBC (1)(抜粋)

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