コンテンツにスキップする
Subscriber Only

米共和党マコネル氏「良心の問題」と示唆-トランプ氏有罪の賛否巡り

米共和党のマコネル上院院内総務は、連邦議会への支持者の乱入を扇動したとして弾劾訴追されたトランプ前米大統領(共和党)の弾劾裁判について、有罪評決に最終的に賛成するかどうかは「良心の問題」であり、退任後の裁判の合憲性に異議を唱えた上院議員らの賛成もあり得ると共和党議員らに示唆した。マコネル氏の考えに詳しい関係者3人が明らかにした。

  マコネル氏は9日始まった上院での審理で、退任後の裁判が違憲との主張に賛成した。しかし、関係者2人によれば、有罪評決への投票をどうするかは決めていない様子をうかがわせた。昨年1月にトランプ氏最初の弾劾裁判が開始された当時、自らを公平・中立な陪審員と見なさないと公言した状況と比較すると、今回の姿勢は対照的だ。

  民主、共和両党が50議席ずつを占める上院での有罪評決には、出席議員の3分の2以上の賛成が必要。共和党から少なくとも17人が賛成に回ることが前提となり、有罪になる可能性は低い。

Second Impeachment Trial Of Donald Trump Begins In Senate

マコネル上院院内総務

写真家:Stefani Reynolds / Bloomberg

原題:McConnell Signals to GOP Trump Impeachment Is a Conscience Vote(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE