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【新型コロナ】インド金融ハブのムンバイ、再び感染拡大の震源地に

更新日時
  • 中国はワクチン接種を強化-米国の2倍のスピード目指す
  • MLBのレンジャーズ、観客制限なしで本拠地開幕へ

中国は新型コロナウイルスワクチンの接種を強化している。他国に後れを取れば、コロナ封じ込めで得た優位性が損なわれる恐れがあるからだ。米国の2倍のスピードで接種を進めるのを目指し、共産党員や銀行員、大学職員などに圧力をかけている。

中国が焦るワクチン接種、経済再開で米国に先越される事態警戒

  インドのムンバイ市当局は全ての民間事業者に対し、4月いっぱいは在宅勤務とするよう要請した。インドの金融中心地である同市は、新たなコロナ感染拡大の波の震源地に再びなりつつある。当局の4日の通知によると、ショッピングモールや宗教施設、美容室を含む全ての必須ではない施設は5日から午後8時で業務を停止する。

  ジョンソン英首相は、ロックダウン(都市封鎖)解除後の段階的な経済活動再開に関する計画の詳細を5日公表する。イングランドの全住民にコロナ検査を週2回受けるよう促すほか、スポーツイベントやナイトクラブ、劇場など比較的高リスクの施設の再開につながり得る認証システムを向こう数カ月で開発すると表明する。

  バイデン米大統領はイースター(復活祭)の談話を発表し、コロナワクチンの接種は「自分と他人の命を救う倫理的義務だ」と訴えた。共和党内ではワクチン接種歴や陰性を証明する「ワクチンパスポート」導入に反対する動きが増えており、ミシシッピ州知事は「米国にとって良いことではない」と述べた。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学の集計データによると、世界の感染者数は1億3120万人を超え、死者数は285万人を上回った。ブルームバーグのワクチン・トラッカーによれば、世界全体のワクチン接種は計6億5800万回を超えた。

コロナワクチン接種実施国、数週間で100カ国超に-COVAX幹部

  インドネシアは人々の国内での移動を制限する措置を6日から2週間延長する。政府のコロナ対策作業部会の報道官が明らかにした。対象地域も拡大する。

  米大リーグ(MLB)のテキサス・レンジャーズは5日のアーリントンでの本拠地開幕戦をスタジアムの収容能力100%の観客を受け入れて開催する。ABCニュースが伝えた。同スタジアムは約4万人を収容できる。1年前にコロナのパンデミック(世界的大流行)が始まって以降、観客を100%動員するMLB球団はレンジャーズが初めて。

  カリフォルニア州は4日までに1970万回余りのコロナワクチン接種を実施した。州の保健当局がウェブサイトで明らかにした。同州の人口は約4000万人。

  米国の新規感染者は3日に約6万5000人に達し、週間では2月下旬以来の高水準となるペース。

  ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナ感染症(COVID19)ワクチン1500万回分が台無しとなるミスが先月起きた米ボルティモアの工場施設について、政府の協力を受けて今後はJ&Jが引き継ぎ、アストラゼネカは同工場での生産を停止する。

ワクチン製造でミスの米工場、J&J向け専念へ-アストラは撤退

原題:Mumbai Orders Work-From-Home; China Speeds Up Jabs: Virus Update(抜粋)

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