米消費者信頼感指数、パンデミック入り後最高-景気と雇用を楽観
Payne Lubbers
更新日時
民間調査機関のコンファレンスボードが発表した4月の米消費者信頼感指数は、前月に続いて大幅に上昇し、新型コロナウイルスがパンデミック(世界的大流行)となって以来の高水準となった。消費者は景気と労働市場について楽観を強めている。
キーポイント |
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インサイト
- コンファレンスボードの景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏:
- 「消費者信頼感は過去2カ月で大きく持ち直した」
- 「消費者は収入見通しへの楽観を強めた。これは、労働市場の改善や(政府による)最新の支援金給付が原因かもしれない」
- 雇用の伸びが加速しワクチンの接種が進む中、消費者は景気の改善にますます楽観的になっている。活動制限の緩和に伴い、パンデミック中にたまった金の使い道はさらに広がる。半年内に長期休暇を取る予定があるとの回答比率は43%超と、2月に比べて10ポイント近く上昇
詳細
- 信頼感は大半の所得層において上昇。一部の価格上昇が消費者の景気見通しに影響していないことをうかがわせる
- 消費者は今後1年にインフレ率上昇を見込むと回答
- 現在仕事が豊富にあるとの回答比率は38%に近く、パンデミック入り後の最高
- 今後数カ月に所得の増加を見込むとの回答比率と、住宅や自動車の購入を予定しているとの回答比率は、いずれも前月から上昇
- 統計表
原題:Consumer Confidence in U.S. Climbed in April to Pandemic High(抜粋)
(統計の詳細を追加し更新します)
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