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米四半期定例入札、過去最大規模を維持-中長期債1260億ドル

米財務省は四半期定例入札で来週計画している中長期債入札の規模について、過去最大となった前回と同じ額を維持した。景気刺激のための歳出案を次々と繰り出す政府の資金調達を支える。

  四半期定例入札の総額が前回比で膨らまなかったのはこの1年余りで初めてで、資金調達ニーズがピークを打ったことが示唆された。財務省は5日の発表資料で、国債・政府証券の発行戦略を大きく変更しなかった。来週の中長期債の発行規模は1260億ドル(約13兆7700億円)となる。

  内訳は3年債が580億ドルで、入札は5月11日。10年債が410億ドルで翌12日、30年債が270億ドルで13日にそれぞれ入札を予定している。いずれも規模は、前回2月に示した四半期入札時の計画と同じ。今回の入札を通じて新たに783億ドルの資金を調達することになる。

U.S. issued has issued more than $4 trillion since Covid-19

  財務省はまた、連邦債務の法定上限規定の不適用期限が7月末に切れた後、議会が同規定の適用停止ないし上限引き上げをできなかった場合は難しい状況に直面する可能性があると指摘した。

原題:U.S. Keeps Quarterly Bond Sale at High, Warns on Debt Limit (1)(抜粋)

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