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Photographer: Andrey Rudakov/Bloomberg
Cojp

【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース

  • OPECプラス、独仏中の首脳会談、イングランド規則解除へ
  • ファイザー製ワクチンの有効性、クレディ・スイスの働き方モデル

石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の対立から生産量を巡って合意に至りませんでした。これを受け、北海ブレント原油先物は1バレル=77ドルを突破しました。少しうがった見方をすれば、対立すればするほど原油相場が上昇し、双方とも潤うため合意を急ぐ必要がないとも言え、相場の上値余地は大きいかもしれません。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

対立

OPECプラスは合意に至らず、5日に再開を予定していた閣僚級会合を中止した。数日間の緊迫した協議を経てもサウジアラビアとUAEの厳しい対立は解消できなかったと、複数の代表が非公開の情報だとして匿名で語った。バルキンドOPEC事務局長の発表文によると、OPECプラスは次回会合の日程で合意しなかった。

関係修復図る

ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領は5日、中国の習近平国家主席とビデオ会議形式で会談し、欧州からのフライトをより多く受け入れるよう求めたほか、協力強化と経済関係の再始動を働き掛けた。事情に詳しい仏大統領府の関係者によると、独仏首脳は中国渡航を希望する欧州在住者への制限を緩和するよう習氏に要請。欧州で中国企業が得ているような状況を中国で外国企業が得られるよう、中国市場へのアクセス改善と公平な競争も求めたという。

規則解除へ

ジョンソン英首相は2週間後にイングランドのソーシャルディスタンス(社会的距離)や人数制限に関する規則を解除する計画を明らかにした。英タイムズ紙がケンジントン宮殿を引用して報じたところによれば、ケンブリッジ公夫人(キャサリン妃)が新型コロナ陽性者との接触があったとして自主隔離に入っている。今のところ無症状だという。

有効性が低下

新型コロナウイルスの感染を防ぐ米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの有効性がイスラエルで大幅に低下したことが明らかになった。変異株「デルタ」の感染拡大と制限措置の緩和が理由だと、同国保健省のデータを引用してニュースウェブサイトのYネットが伝えた。一方で重症化や入院を防ぐ効果の低下は、はるかに小幅だった。

最大限の柔軟性

クレディ・スイス・グループは、スイス国内の従業員に「最大限の柔軟性」を認める働き方モデルの導入を計画していると発表した。欧州ではリモート勤務を恒久的な制度にしようと動く銀行が相次いでいる。5日の発表によると、スイス国内部門の従業員はリモート勤務をどれだけの時間希望し、どの日にオフィスに出勤するかについて、所属チームや上司と決めることができるようになる。

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