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日本株は薄商いの中で反発、売買代金は2日連続で今年最低を更新

更新日時

東京株式相場は反発。主要な欧州株価指数が上昇し、投資家心理が改善した。空運や陸運には経済正常化を期待した買いが入った。原油相場の急伸を受けて鉱業や石油関連株の上昇も目立った。半面、海運や医薬品株は安い。前日の米国市場が休場だった影響も出て売買を手控えるムードが広がり、東証1部の売買代金は2日連続で今年最低を更新した。

  • TOPIXの終値は前日比5.51ポイント(0.3%)高の1954.50
  • 日経平均株価は45円02銭(0.2%)高の2万8643円21銭
  • 東証1部売買代金は概算で1兆6910億円-昨年12月25日以来の低水準
TOPIXの推移

市場関係者の見方

JPモルガン・アセットマネジメントの前川将吾グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • 英国が2週間後に新型コロナウイルスに関する規制を解除する方針を打ち出し、経済正常化への期待で上昇した欧州株の流れを日本株も引き継いだ。原油相場の上昇も関連銘柄を押し上げた
  • 東京五輪を控えデルタ変異株の感染拡大などは懸念されるが、ワクチンの有効性が崩れなければ中期的に経済正常化が期待でき、短期的には株式相場は堅調に推移しそうだ

東証33業種

上昇率上位空運、石油・石炭製品、鉱業、鉄鋼、その他製品、陸運
下落率上位海運、証券・商品先物、医薬品、金属製品

背景

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