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日産、上級幹部のヴァンデンヘンデ氏が退任へ-相次ぐ人材流出

  • ヴァンデンヘンデ氏は品質担当副社長を経て、現在はCQOを務める
  • 内田社長体制発足後、関副COOやバルス副社長などが退社

日産自動車は21日、執行役チーフクオリティオフィサー兼副チーフパフォーマンスオフィサー(CQO)を務めるクリスチャン・ヴァンデンヘンデ氏(59)が退任すると発表した。相次ぐ人材流出で同社の経営再建には不透明感が強まっている。

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日産本社(横浜市)

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  日産の発表文書によると、ヴァンデンヘンデ氏が8月1日付で退任する。広報担当の百瀬梓氏は、本人の意向で引退したいとの申し出があったと説明した。

  ヴァンデンヘンデ氏は日産が企業連合を組む仏ルノーなどを経て2018年に日産に入社、その後は品質担当の副社長などを歴任してきた。

  日産では19年12月の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)体制発足後間もなく、当時のナンバー3だった関潤副最高執行責任者(COO)が退任したほか、副社長だったホセ・バルス氏も昨年6月、日産の北米事業のトップに就任後わずか約1年で、家族や個人的な事情を理由に退任していた。

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