ペロトン株、時間外で下落－期待外れな見通しと会計問題が響く

26日の米株式市場時間外取引で、フィットネス事業を展開する米ペロトン・インタラクティブの株価が下落。値下げが今年の利益に響くとの見通しに加え、在庫関連の会計処理に問題が見つかったとの発表が影響した。

　　ペロトン株は時間外取引で一時15％安の97ドルを付けた。通常取引は1.9％安で終了。年初来では25％下げている。

　　同社はこの日、エクササイズ用バイクの価格を400ドル（約４万4000円）引き下げ、1495ドルにすると発表。さらに分割払いの期間を最長39カ月から43カ月に延長した。

　　また、棚卸しの不一致に端を発する会計上の問題について、「財務資料・開示情報の重大な記載ミスには至っておらず、過去の決算の修正にもつながらない」とした上で「できるだけ早期の全面的な問題解決に向け取り組んでいる」と説明した。

　　４－６月（第４四半期）の純損益は３億1320万ドル（１株当たり1.05ドル）の赤字。売上高は54％増の９億3690万ドルと、アナリスト予想平均の９億2900万ドルをわずかに上回った。

　　同社は７－９月（第１四半期）の調整後損益を２億8500万ドルの赤字と予想。売上高見通しは８億ドルと、アナリスト予想平均の10億ドルに届かなかった。22年６月通期（21年７月－22年６月）については、調整後ベースで３億2500万ドルの赤字を見込んでいる。

原題：Peloton Tumbles on Downbeat Forecast, Accounting Problem (2)（抜粋）