米消費者信頼感指数、6カ月ぶり水準に低下-デルタ株への懸念で
Olivia Rockeman
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消費者信頼感指数は113.8、エコノミスト予想中央値123.0も下回る
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コロナ感染拡大と物価上昇への懸念が経済見通しを圧迫
民間調査機関のコンファレンスボードが発表した8月の米消費者信頼感指数は、6カ月ぶりの水準に低下した。新型コロナウイルスのデルタ変異株と物価上昇への懸念が消費者の経済見通しを圧迫していることを示唆した。
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デルタ変異株の感染拡大は既に、レストランの予約や航空旅行、ホテル稼働率などに影を落としている。同時に食品やガソリンの価格が上昇しており、これが消費者心理を一段と悪化させている可能性がある。
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先に発表された8月の米ミシガン大学消費者マインド指数も約10年ぶりの低水準にとどまっていた。
コンファレンスボードの景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏は「デルタ変異株への懸念と、それよりは影響は小さいもののガソリンや食品の値上がりが、現在の経済状況と短期的な成長見通しに対する信頼感の低下につながった」と述べた。
- 統計表
原題:U.S. Consumer Confidence Falls to Six-Month Low on Delta Variant、U.S. August Consumer Confidence Fell to 113.8, Below Est.(抜粋)
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