米新規失業保険申請は3.5万件減少、6月下旬以来の大幅減
Jill Shah
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先週の米新規失業保険申請件数は6月下旬以来の大幅な減少となり、労働市場が引き続き完全な回復に向かっていることを示唆した。
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新型コロナウイルスのワクチン接種拡大と経済再開により、労働者の需要が高まっており、新規申請件数は着実に減少している。それでも、パンデミック(世界的大流行)になる前の水準をなお上回っている。
最近の新型コロナ感染再拡大は、労働市場のしっかりとした回復基調を脅かすリスクがある。特に感染急増で学校が対面式の授業再開の方針を見直す事態となれば、その懸念は強まる。
州別で見た季節調整前の申請件数では、ミズーリやジョージア、ニューヨークの減少が目立った。一方、ハリケーン「アイダ」の被害が大きかったルイジアナは7200件余り増加した。
連邦政府はパンデミックに伴う失業保険給付の上乗せ措置を、6日に全州で打ち切った。ホワイトハウスは支援策を延長しない意向を示しているが、州政府はパンデミック救済の資金を失業者への追加支援に使うことができる。
連邦政府のパンデミック失業支援(PUA)プログラムの申請件数は終了が近づく中で、6000件余り減少した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Initial Jobless Claims Fall by Most Since Late June in Week(抜粋)、U.S. Weekly Jobless Claims Fell 35K to 310K; Est. 335K(抜粋)
(統計の詳細を加え、更新します)
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