マカオのカジノ株指数急落、当局者が規制見直し提案-監督強化懸念
Chris Palmeri、Shirley Zhaoマカオのカジノ関連株が15日の香港市場で急落。マカオ政府の当局者がカジノ規制の見直し案を示したことで、関連企業への規制が強化される可能性が浮上した。
金沙中国(サンズ・チャイナ)は15日午前の取引で一時21%下落。永利澳門(ウィン・マカオ)は34%急落し、いずれも記録的下げ幅。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント・グループ)は18%急落し、10年ぶりの大幅安。ブルームバーグ・インテリジェンスが算出するカジノ大手6社の指数は9.5%安と、2016年以来最大の下げ。
中国でカジノでのギャンブルが唯一合法化されているマカオの当局者は9月15日から45日間を意見公募の期間として見直しを議論すると発表。論点には、許可される営業権の数やその期間、政府による監督レベルが含まれている。
JPモルガン・チェースのアナリスト、DS・キム氏はカジノ運営会社6社の投資判断を「中立」ないし「売り」に引き下げた。
原題:Macau Casinos Plunge After Government Proposes Tighter Control(抜粋)
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