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ブラジル中銀、政策金利を1ポイント引き上げ-10月に再利上げも

更新日時
  • エコノミスト39人中35人の予想通り-ブルームバーグ調査
  • 8月のインフレ率は9.68%-21年の中銀目標は3.75%

ブラジル中央銀行は22日、政策金利を1ポイント引き上げた。インフレ率が10%に迫る中で、1ポイントの追加利上げを10月に想定しているとも表明した。

  ロベルト・カンポス・ネト総裁率いる同中銀は政策金利(SELIC)を6.25%に設定。ブルームバーグのエコノミスト調査で39人中35人が見込んでいた通りになった。より大幅な利上げ予想もあった。

Analysts are raising their forecast for Brazil's Selic rate in 2022
 
 

  同中銀は声明で、金融政策委員会が「次回会合で同程度の追加調整を見込んでいる」ことを明らかにした。こうした利上げペースについて、「目標へのインフレ収束を保証する上で最も適切」であり、同委員会による経済情勢などに関する「追加情報取得を可能にする」ものだと説明した。

  ブラジル中銀は積極的な引き締めサイクルに入っており、3月以降に政策金利を計4.25ポイント引き上げている。

  8月のインフレ率は9.68%。アナリストらは消費者物価が今年8.35%上昇し、2022年は4.10%上昇すると予想している。中銀のインフレ率目標は21年が3.75%、22年が3.5%。

原題:Brazil Pledges Third 100 Basis-Point Hike as Inflation Soars (1) (抜粋)

 

(3段落目以降を追加して更新します)
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