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米クアルコムのアモンCEO、2022年初頭にも半導体危機から脱却へ

  • 数カ月先には需要に見合った供給が可能に、旺盛な需要も継続
  • 楽天グループのイベントにアモン氏が出席、三木谷社長と対談

クアルコムのクリスティアーノ・アモン最高経営責任者(CEO)は13日、楽天グループ主催のイベントで、世界的な半導体の供給不足について「2022年初頭にはこの危機から脱却し始めることができる」との見通しを示した。

  アモンCEOは、同社は生産能力を最大化するために製品を設計し、増強に努めてきたと説明。数カ月先には需要に見合った供給が可能になると述べた。一方、「デジタルフォーメーション(DX)がまさに起きていて、半導体の消費レベルは一段と高くなっている」とし、旺盛な需要は続くとの認識も示した。クアルコムはスマートフォン用半導体メーカーの最大手。 

IAA Munich Motor Show Day Two
クアルコムのアモンCEO
Photographer: Krisztian Bocsi/Bloomberg

  楽天Gは12日から2日間の日程でビジネス・カンファレンス「楽天オプティミズム」を開催した。アモンCEOと楽天Gの三木谷浩史社長の対談のもようは13日、「5Gがエンパワーする未来」と題してオンラインで配信された。

  半導体の供給不足は世界的に深刻な状況となっている。事情に詳しい関係者によると、長期化する半導体不足を理由に、米アップルは新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)13」の21年の生産目標を最大1000万台引き下げる見通しだ。

アップルは「iPhone13」生産目標下げ方向、半導体不足で-関係者

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