原油先物が上昇、8週連続の値上がりに続き-エネルギー需給逼迫で
Ben Sharples-
アジアや欧州での天然ガス・石炭不足が発電用の石油需要を押し上げ
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WTI先物は一時1バレル=83ドルを超える-先週3.7%上昇
原油先物相場は週明け18日のアジア時間取引序盤に上昇。冬季を控えた世界的なエネルギー需給逼迫(ひっぱく)を背景に、先週まで8週連続で上昇している。
ニューヨーク原油先物は一時1バレル=83ドルを超えた。先週は3.7%上昇し、週間ベースの上昇は2015年以来最長となった。アジアや欧州などでの天然ガス・石炭不足が発電用の石油製品需要を押し上げている。 主要国経済が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)から回復するタイミングとも重なり、市場は著しく引き締まっている。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限はシンガポール時間午前7時1分(日本時間同8時1分)時点で0.7%高の82.84ドル。ロンドンICEの北海ブレント12月限は0.3%高の85.15ドル。15日にはそれぞれ1.2%、1%上昇していた。
原題:Oil Extends Gain After Eighth Weekly Advance on Energy Crisis(抜粋)
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