ファイザー製ワクチン、5-11歳接種許可をFDA諮問委が勧告
Fiona Rutherford、Robert Langreth
更新日時
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ワクチンに関する諮問委、利点がリスクを上回ると判断
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FDAは緊急使用を許可する見込み-数週間以内に接種開始も
米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、米ファイザーと独ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンを子供に使用する利点がリスクを上回ると判断した。低学年の子供の接種許可に向け前進した。
FDAのワクチンに関する諮問委は5-11歳の子供向けに同ワクチン接種の許可を勧告することを賛成多数で決めた。用量は12歳以上の接種で現在認められている量の3分の1となる。採決結果は賛成17、反対0、棄権1だった。
小学生へのワクチン提供はコロナ禍への対応で重要な節目となる。子供は一般的に大人ほど重症化しないが、米国のコロナ政策では学校が論争の中心となっており、子供をコロナ感染から守るワクチンの接種は多くの親に歓迎される公算が大きい。
諮問委の勧告を受け、FDAはファイザー製ワクチンの緊急使用を許可する見込みで、認められれば米国内の学校や小児科医のオフィス、薬局で向こう数週間以内に接種が始まる可能性がある。FDAには諮問委の勧告に従う義務はないが、通常はそれに沿った決定を下す。
米モデルナも25日、6-11歳を対象としたコロナワクチン臨床試験のデータをFDAなどに近く提出する計画を発表した。
モデルナ製ワクチン、6-11歳への接種で強い免疫反応-後期治験
原題:Pfizer Covid Vaccine for Younger Kids Wins FDA Panel Backing (2)(抜粋)
(今後の見通しを追加して更新します)
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