上海のコロナ市中感染、2日連続ゼロ-小売店は徐々に営業再開
Bloomberg News
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新規感染は15日に938人どまり、1000人割れは3月23日以来
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16日からはコンビニやスーパーなどの営業を段階的に再開
中国・上海市の新型コロナウイルス市中感染が隔離分を除き2日連続でゼロとなった。地元当局はロックダウン(都市封鎖)の緩和を始めるには3日連続で市中感染ゼロとすることが必要だとしており、目標達成まであと1日に迫った。
上海市の発表によると、15日のコロナ新規感染者は938人と、前日の1369人から減少。1000人を割り込むのは3月23日以来。
宗明副市長は16日の記者会見で、コロナ対策を正常化することで生産と市民生活の通常の秩序を6月中旬から下旬までに全面的に取り戻すことを目指していると述べた。鉄道・バスの運行は5月22日から徐々に再開するとも説明した。
市当局は13日、コロナの市中感染を今月20日までに止めることを目指すと表明していた。市民生活の正常化に向けた第1歩として、16日からはショッピングモールや百貨店、コンビニエンスストア、スーパーマーケットの営業を段階的に再開する。
陳通副市長は15日の記者会見で、薬局や理髪店の再開も認める一方、飲食店はこれまでのオンラインだけでなく、持ち帰りも可能になると説明した。
北京市では15日のコロナ新規感染者が54人と、前日の41人から増えた。
原題:Shanghai Sees Second Day of No Community Cases as Stores Reopen、Shanghai Aims to Restore Normal Life, Production Orders in June(抜粋)
(3段落目に宗明副市長のコメントを追加して更新します)
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