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ECBビルロワドガロー氏、インフレは高過ぎ広がり過ぎ-正常化必要

Francois Villeroy de Galhau, governor of the Bank of France.

Francois Villeroy de Galhau, governor of the Bank of France.

Photographer: Cyril Marcilhacy/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバーのビルロワドガロー・フランス中銀総裁は2日、ユーロ圏のインフレが過度に加速し広がっているとし、ECBが刺激策を後退させる必要があるとの見解を示した。

  同総裁はパリでの経済関連会議で、食料とエネルギーを除いたコアインフレ率すら5月に3.8%とECB目標の2%を上回ったと指摘。インフレ対応について来週の会合で「断固たる」決定を下すだろうと述べた。

  「インフレ率が高過ぎるだけでなく、広がり過ぎている。この状況には金融政策の正常化が必要だ。引き締めではなく正常化だ」と語った。

Euro-area inflation accelerated to 8.1% in May
 
 

  ラガルドECB総裁は7月と9月の0.25ポイント利上げを示唆している。ビルロワドガロー氏も同意し、「漸進的だが断固とした」利上げプロセスが必要だと述べている。ただ、政策委のタカ派メンバーからはより速いペースでの利上げを望む声もある。

ECBホルツマン氏、0.5ポイント利上げ必要-記録的インフレで

原題:ECB’s Villeroy Says Inflation Is Too Strong and Too Broad (抜粋

 

 

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