ソーシャルメディア株が軒並み急落、スナップ決算で広告市場に暗雲
Ryan Vlastelica-
「スナップチャット」運営会社、広告業界の大幅鈍化見込む
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フェイスブック親会社やアルファベット、ピンタレストも売られる
21日の米株式市場の時間外取引で、ソーシャルメディア企業の株価が軒並み急落した。写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を運営するスナップの売上高が予想を下回り、オンライン広告の先行きに対する懸念が広がった。
スナップは一時25%下落。フェイスブック親会社メタ・プラットフォームズは4.9%安、ピンタレストは5.8%安、グーグル親会社アルファベットは2.9%安となった。ナスダック100指数に連動する上場投資信託(ETF)も0.6%下げた。
22日の取引開始前に決算を発表するツイッターも下落した。イーロン・マスク氏が440億ドル(約6兆400億円)でのツイッター買収合意を一方的に破棄したことを巡り、同社は法廷闘争にある。
ツイッターとマスク氏の裁判、10月に審理開始へ-衡平法裁判所
オンライン広告企業は今年に入ってから不振が続いており、投資家は景気悪化見通しが広告予算への下押し圧力となると予想している。スナップは5月に業績見通しを下方修正し、経済環境の見通し悪化が広告事業の重しとなっていると指摘していた。
ハードディスク駆動装置メーカー、シーゲイト・テクノロジーの4-6月(第4四半期)決算も予想を下回り、7-9月(第1四半期)の業績についてアナリストの予想平均を下回る見通しを示した。
バイタル・ナレッジはスナップとシーゲイトの決算について、「ひどい」「醜い」などと表現した。
原題:
Meta, Alphabet Knocked Down After Snap’s ‘Awful’ Results(抜粋)
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