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原油先物下落、FOMC会合控え景気減速懸念が影落とす

更新日時
  • 現物市場に需給逼迫の兆候も景気悪化懸念が相殺-週明けの取引
  • FOMCが経済への逆風を想起させる公算大とバンダのハリ氏

原油先物相場は週明けの25日の取引で下落。現物市場の需給逼迫(ひっぱく)の兆候がみられる一方で、景気減速懸念が影を落とした。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限はロンドン時間午前6時5分(日本時間午後2時5分)現在、0.9%安の1バレル=93.86ドルと94ドルを割り込んだ。週間ベースで先週まで3週連続でマイナスとなっていた。

  北海ブレント原油先物9月限は0.7%安の102.53ドルで推移している。

  今週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)会合ではインフレ抑制を目指し前回会合に続き0.75ポイントの利上げが見込まれており、需要が一段と圧迫される可能性がある。

  バンダ・インサイツの創業者バンダナ・ハリ氏は「相場のボラティリティーが高い状態が続いているものの、原油への新たな下押し圧力を私は予想している」とし、今週のFOMC会合が「経済への逆風をあらためて思い起こさせる可能性が高い」と指摘した。

WTI crude futures capped a third weekly decline on Friday
 
 

原題:Oil Drops as Concerns Over Slowdown Offset Tight Crude Market(抜粋)

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