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独財務相、電力価格高騰に警鐘-電力市場の抜本的な見直し必要

  • 政府は至急対応策に取り組む必要-リントナー氏
  • 「非常に大きなマクロ経済的ショック」に直面-有力エコノミスト

リントナー独財務相は高騰する電力価格について、政府が至急対応策に取り組む必要があるとの考えを示した。マクロ経済政策研究所(IMK)のセバスチャン・ドリエン氏は「ドイツが非常に大きなマクロ経済的ショックに直面してる」と警鐘を鳴らしている。

  リントナー氏は独紙ビルト日曜版とのインタビューで、迅速な対応が必要であり、さもなくば「電力危機でインフレは一段と加速する」と指摘。同氏はかつてないほど高騰するガス価格と連動し、「消費者を犠牲にして」風力や太陽光、石炭施設の運営企業に多額の利益をもたらすことがないよう、電力市場の抜本的な見直しを行う必要があると述べた。

  ロシアによるウクライナ侵攻により、欧州はここ数十年で最悪のエネルギー危機に陥っている。ガスや電気のコスト高がインフレ高進やユーロ安を招き、欧州経済をリセッション(景気後退)に陥れる恐れがある。

French and German power prices keep breaking records
 
 

原題:German Finance Chief Sounds Alarm on Soaring Power Prices (1)(抜粋)

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