たぶんここは渋谷で一番エロくておしゃれな空間だと思う。

    ルーフトップにお湯があります。

    渋谷「MIYASHITA PARK」にとんでもない新スポットがオープンしました。

    ここはパーク内のホテル「sequence MIYASHITA PARK」の最上階にできたレストラン&バー、その名もSOAKといいます。

    プレスリリースによれば、永島健志氏と長屋英章氏の2人の有名シェフによる「ジャパニーズイノベーティブな料理」を提供してくれるそうです。

    「イノベーティブな」ってなんなのよって話ですが、実際にオープン前に行って試食させてもらったところ、「あ、これはイノベーティブかもしれん」って思いました。

    というわけで、店内と料理を紹介していきます。

    MIYASHITA PARKの4階にあるホテルロビーのエレベーターから最上階の18階まで上がります。

    ここがエントランス。左を向くと…

    大きな自動ドアが開きます。

    「OYU」と書かれたドア。外にはお風呂…?

    そうです。お風呂みたいなものがあります。

    ただしここは銭湯ではありません。レストラン&バーです。そしてそこに「OYU」があるだけです。

    めちゃくちゃ眺めが良い。代々木公園とその向こうの新宿まで見渡せます。

    なぜか招き猫のオブジェがありました。

    温かいお湯が張ってあるのでこの季節でも楽しめます。

    ぜひ水着持参でどうぞ。

    コース料理の合間にパチャパチャと楽しむためにあるようです。

    なんというか、「バブリー」ですね。

    ちゃんとロッカーもシャワーもあります。

    お湯の横のプールサイドみたいな場所にはソファがあって、ゆっくりと休めます。

    あー、ここは夜来たらむちゃくちゃエロいだろうな…。

    とにかく景色がいい。

    真下に伸びるMIYASHITA PARKと、その先にある渋谷駅の高層ビル群が秋の空に映えます。

    実際に提供される料理とペアリングのお酒をいただきます。

    料理を出してくれるのは長屋シェフ。

    横にずーっと長いカウンター席に、個性的な内装やライト。かなり非日常を味わえます。

    ただ料理はもっとすごい。本当にイノベーティブ感あります。

    だって変な箱が出てきたと思ったら、隙間から煙がもくもくと漏れてきてますから。

    (なんなんだこれは…)と言葉を失っていましたが、「最初の1品は玉手箱です」と言われて覚悟を決めました。

    たしかにこれは玉手箱です。

    あの昔ばなしの主人公もこんな箱を目にしたのでしょうか。

    中に入っているのは、ライスクラッカー(右の黄色いやつ)とワタリガニのロワイヤル(左の筒に入ったやつ)でした。

    取り出してみます。

    ライスクラッカーはウニのエスプーマと生ウニに昆布パウダーがまぶしてあります。

    めちゃくちゃ美味い。

    玉手箱が出てきたときは少し不安になりましたが、これは美味いわ…。

    パリパリしたクラッカーと食べると不思議な食感を楽しめました。

    そしてこっちはワタリガニのロワイヤル。

    「ロワイヤル」が何なのかわからないまま食べたのですが、全然問題ありません。

    ぷりぷりの蟹の身と洋梨、ピスタチオがいい感じに合ってます。ふわふわの泡みたいなものに包まれているのも良かったです。

    見たことのないメニューばかり出てきて不安な気持ちもありましたが、「次は親子丼です」と言われて少しほっとしました。

    しかし正式なメニュー名は「ワケあり親子DON」というそうです。

    なるほど…

    たしかに思っていた親子丼とは違うようだ…

    これが「ワケあり親子DON」の全貌。

    まずはこのカルボナーラから食べるらしい。

    どれどれ…と卵をぱかっと開いてみて驚いた。

    強烈なトリュフの香りが漂ってきます。

    半熟卵の黄身の部分にトリュフを注入しておいたらしい。

    ご飯にはフォアグラパウダーがかかっている。

    削ったチーズと一緒にいただくと、ため息がでるくらい美味しい…。

    親子丼なのかはわからないけど、死ぬほどうまい。

    こちらは炭火焼きのお肉とつくねらしきもの。

    ここにさきほどのカルボナーラを乗せると「ワケあり親子DON」の完成とのこと。

    一応、やってみました。よしよし。

    肉うめえええええ!!!!!

    タレのかかった米もうめええええ!!!!

    本当はコースはもっと続きますが、今回の試食はここで終わり。

    次はペアリングのお酒を試飲させてもらいます。

    ドリンクを担当される方です。

    このコーヒー用サイフォンで作ってくれるそうです。かっこいい。

    そして出てきたのがこちら。

    日本酒と薔薇のお茶、紅茶をブレンドしたものだそうで、いままで飲んだことのない味でした。おいしいです。

    日本酒のアルコール感がすっと消えていて、すっきりとした味わい。バラの香りや紅茶の香りが漂うやさしい味になっていて、いくらでも飲めそうな感じです。

    これはとにかく飲みやすい。飲み過ぎたら酔うな〜と思いましたが、コース料理とのペアリングでいろんなお酒が1杯ずつ提供されるスタイル。これだけがぶ飲みすることはありません。

    ベースになったのはこちらの「喜久酔」というお酒。日本酒の甘みを残しながらまったく別のお酒に変身していてすごいです。

    料理もドリンクもめちゃくちゃ工夫されていて驚きに溢れていました。

    OYUなどの設備面でもぶっ飛んでいますが、食事もしっかりと楽しめるので安心です。

    夜になったらどうなるのか? そのへんも撮影してきました。

    これはエロいぞ!

    悪趣味とオシャレのぎりぎりを攻めてきています。

    あのオシャレ料理を楽しみながら、水着でここで戯れるなんて…。

    すごい空間です。

    夜景はすごくきれい。

    1回くらいはぜひ行ってみたいものです。

    お店の概要は以下の通り。

    ・営業時間:17時〜24時(ラストオーダー23時30分)

    1部18時〜20時、2部21時〜23時、23時以降はバータイム

    1部と2部はペアリングコースのみ提供で1人1万5000円

    ・定休日:毎週月曜日

    ・電話:0364279989

    公式サイトはこちら。

    SOAK | Official Site

    https://soaks.tokyo/