「日本生まれのアジアゾウ」として史上最年長記録を更新している市原市の動物園「市原ぞうの国」の「ゆめ花（か）」が3日、17歳となり、同園は誕生日会を開いて祝福した。ゴールデンウイーク後半初日とも重なって大勢の来園者が集まり、会場は歌やフルーツのプレゼントなどお祝いムードに包まれた。
雌のアジアゾウ・ゆめ花は2007年5月3日に同園で誕生。両親はインド生まれで「夢が花開く子」の願いを込めて命名され、4姉妹の“長女”として育った。
誕生日会ではバースデーソングで祝い、スイカやパイナップル、バナナなど好物の果物をプレゼント。ゆめ花は姉妹のゾウたちと仲良く、ごちそうを豪快に平らげた。
絵を描くことが特技のゆめ花は12日の「母の日」にちなみ、「カーネーションとゾウ」のお絵描きパフォーマンスも披露。会場から「上手だね」との声が上がった。
ゆめ花は今年1～2月にも絵を描き、同園で販売。売り上げの一部は、元日に起きた能登半島地震の被災者支援としても役立てられている。
