サケの稚魚6000匹を放流

 睦沢町の子どもたちが18日、サケの稚魚を地元の川に放流し、「元気に帰ってきてね」と稚魚たちの旅立ちを見送りました。

 サケの放流は睦沢町を流れる一宮川の支流瑞沢川で行われました。

稚魚は町内の各学校や「一宮川にサケの稚魚を放流する会」のメンバーが自宅などで育てたもので、地元の小学生や中学生らとともに生後2か月の稚魚約6千匹を放流しました。

サケは瑞沢川から一宮川を下って太平洋に達し、さらにオホーツク海辺りまで旅したのち、ごく一部が3年から5年後に帰って来るということです。

瑞沢川では2015年11月から毎年、遡上するサケが確認されていて、子どもたちは「元気に帰って来て」と稚魚たちの旅の無事を祈っていました。

参加した生徒「みんなで育ててきたものとか、故郷のためになるものと考えると(放流は)とてもいいことだと思った」

「大きくなって元気になってまた帰ってきてほしいと思った」

一宮川にサケの稚魚を放流する会 松本敏男会長「(この放流を)人と人の繋がりや自分との生き方と重ねて、言葉では言えない大きなものを感じてもらえるような事業になってくれればいいと思う」