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7人中3人陥落“鬼リーグ”を生き残れるか…藤井聡太二冠vs永瀬王座の王将戦挑戦者決定L3回戦が始まる

2020年10月26日 11時09分

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駒を並べる藤井二冠。手前は永瀬王座(代表撮影)

駒を並べる藤井二冠。手前は永瀬王座(代表撮影)

 将棋の高校生タイトルホルダー・藤井聡太二冠(18)=王位・棋聖=が永瀬拓矢王座(28)と激突する第70期王将戦挑戦者決定リーグ3回戦は26日、東京・千駄ケ谷の将棋会館で始まった。持ち時間は各4時間で使い切ると1分将棋。先後はあらかじめ決められており、藤井二冠の先手。戦型は永瀬王座が意表を突いて四間飛車を採用し、藤井二冠に神経を使わせる展開となっている。
 藤井二冠は羽生善治九段(50)、豊島将之竜王(30)=叡王=に敗れて連敗スタート。現状は豊島竜王が3連勝でトップを快走していることから、挑戦権獲得は厳しい状況となっている。7人のうち3人が陥落する「鬼リーグ」だけに、ここからは残留を確かなものにするための戦いともなる。一方、永瀬王座は2連勝。ここで勝って豊島竜王をぴったりマークしたいところだ。
 両者の対戦成績は藤井二冠の2勝0敗。6月4日の棋聖戦決勝トーナメント決勝、同23日の王位戦挑戦者決定戦での激闘が記憶に新しい。今回もファンを魅了する戦いが期待される。
 リーグで同率首位の棋士が複数出た場合は、原則として順位上位2人によるプレーオフとなる。リーグ優勝者が渡辺明王将(36)=名人・棋王=に挑む7番勝負は来年1月に開幕する。

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