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川崎J1新記録 22戦連続負けなし 大宮の21戦記録を上回る

2021年5月16日 18時50分

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川崎―札幌 後半終了間際、ゴールを決める川崎・小林

川崎―札幌 後半終了間際、ゴールを決める川崎・小林

◇16日 J1第14節 川崎2―0札幌(等々力陸上競技場)
 首位を快走する王者・川崎が金字塔を打ち立てた。MF三笘薫(23)とFW小林悠(33)のゴールで札幌に快勝。昨季から22試合連続負けなしのJ1新記録を樹立し、勝ち点を45に伸ばした。従来の記録は大宮が2012~13年にマークした21試合連続だった。
 J1通算300試合出場の節目に花を添えた。1ー0の後半49分、MF田中のパスを受け、途中投入されたばかりのFW小林が独走した。札幌のGK菅野と1対1。「チームを助けるゴールを決めたかった」。落ち着いて左隅にぶち込んだ。副審の判定はオフサイドだったがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)で覆ってダメ押しの2戦連発弾。両拳を握り、3度、4度と雄たけびを上げた。
 会心ではない。過密日程の連戦で「選手たちに疲れもあった」と小林。ただ、ボールを握られ、動かされても、チームが掲げる「球際、切り替え、ハードワーク」の3要素では決して劣らず、局面で上回り続けた。前節・仙台戦(12日・等々力)でふがいないドロー劇を味わった分、鬼木監督は「選手の成長を感じるいいゲームだった」と高く評価した。
 チームは今季開幕17戦不敗。シーズンをまたいで22戦連続負けなしのJ1新記録を打ち立て、小林は「今、フロンターレは強いなと感じている」と自賛した。王者・川崎の牙城は、揺るぎそうにない。

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