名古屋オーシャンズ6連覇 昨季から大幅な選手入れ替わりも全員で優勝つかみ取る【Fリーグプレーオフ】
2023年2月24日 20時59分
◇24日 Fリーグプレーオフ決勝第3戦 名古屋3―0立川(名古屋市・パロマ瑞穂アリーナ)
名古屋オーシャンズが6連覇を達成した。6季連続15度目の優勝。3戦先勝制のPO決勝で立川に3連勝と、リーグ戦同様の強さを見せつけた。
名古屋は5連覇を達成した昨季から7人が退団し、5人が加入した。リーグ戦では開幕から11連勝するなど、4試合を残して1位を決めた。
2021年W杯日本代表で、主力の吉川はシーズン序盤の連勝で全員が自信を持って戦えたことを勝因に挙げた。「メンバーが多く入れ替わったが、苦しい試合でも勝ち続けられた。いい試合をしても勝ち点を拾えていなかったら、今のチームの完成度はなかった」
さらに昨秋のアジア・カップで、平田、水谷の下部組織出身の2人が日本代表の本戦デビューを果たし、主力として優勝に貢献した。吉川やオリベイラだけでなく、実績が乏しかった2人は「名古屋でのプレーを継続すれば代表でも通用する」とさらに自信を深めた。
ただ水谷もPOでは出場機会がほとんどなかった。それでも試合後のコートで、今季限りでの引退を表明している西谷ら出番の少なかった数人と体を動かし次に備えた。
水谷の2学年上で下部組織出身の八木も、1秒も出場しないPOを経験した。「悔しさはよく分かる。颯真(水谷)がすごく声を出していた。西谷さんほどの選手が率先して走っていた」。その姿に、ピッチに立つ責任感をさらに強くした。
主将のGK篠田は、POでは急成長した田淵に守護神の座を譲っている。「僕を含めて出場していない選手の役割がすごく大事」。それぞれがチームの勝利を優先し、全員でつかみ取った優勝だった。
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